Type-G に Debian をインストールする

ポイントは Vista なことくらいでしょうか.

準備するもの

  • DVD-R 1枚
  • CD-R 2枚
  • FD 1 枚 (というかいらない気がする)

手順概要

  1. 準備
  2. D ドライブを作成
  3. Linux 領域を作成
  4. D/E ドライブを作成
  5. Debian のインストール
  6. GRUB 情報の抽出
  7. ブートマネージャーの設定

準備

リカバリCD, Knoppix, debian の CD を作成します.
次の手順でデータがすべて消えてしまうので, Windows領域のバックアップをとります.

リカバリ CD

VAIO リカバリユーティリティから作成します.

Knoppix

Type-G は古いバージョンでは起動しませんでした.
5.1 以上が必要だと思われます.

http://unit.aist.go.jp/itri/knoppix/

debian

公式 CD あるいは DVD を入手していない場合、まず、配布 Web ページ(http://www.jp.debian.org/CD/netinst/)から、ネットワークインストール CD の ISO イメージファイル(debian-40r1-i386-netinst.iso、163MB)をダウンロードし、適当な CD 作成ツールを使って CD-R に焼き付けます。

http://www.debian.or.jp/using/quick-etch/

D ドライブを作成

BIOSを外部メディアから起動できるように設定し,
リカバリCDを使用して起動します.

  1. VAIO リカバリユーティリティ
  2. 次へ
  3. 次へ
  4. リカバリ領域は削除しない (どちらでも良い)
  5. パーティションサイズを変えてリカバリ
  6. 数値入力 (c: を 23G にしました)
  7. リカバリ開始

その後 2〜3 回再起動して Windows のセットアップを続けますが, Linux のインストール等で失敗してしまった場合, リカバリ作業からやり直しになることがあるので Windows のセットアップは最低限にとめておきます.

Linux 領域を作成

Knoppix を起動します.

  1. root shell
  2. qtparted を起動

D ドライブに相当する部分を分割して Linux の領域を作成します. 手順は以下のサイト等を参考にしてください.

D/E ドライブを作成

Windows の起動確認のついでにここで D/E ドライブを作成します. qtparted の影響で起動時にチェックが走ると思います.
E ドライブを作成しない人も qtparted でスキマができるため, 作り直したほうが良いと思います.

  1. コントロールパネル
  2. 管理ツール
  3. コンピュータの管理
  4. ディスクの管理

ここで D/E ドライブを作成しました.
E ドライブは Linux からも書き込めるようにと FAT32 にしました(LinuxNTFS でも書き込み可能?).

Debian のインストール

Debian の CD を入れて起動し, インストール作業を開始します.

ポイントは,

  1. パーティションディスクで /boot を作成する
  2. GRUB を /boot に相当するところにインストールする



上記の画像で, /boot 部分が 8 なので /dev/hda8 を指定します. 状況によって適宜変更してください.


GRUB 情報の抽出

Knoppix を再度起動します. GRUB の情報をフロッピーに抽出します. けど, 今思うと Windows 領域にコピーすればよかった気がしています.

Type-G の場合はフロッピードライブが USB なので, 以下のような手順でした.
if= の部分は /boot の部分に対応します. 適宜変更してください.

# dd if=/dev/hda8 of=debian.img bs=512 count=1
# mount -t vfat /dev/sba /mnt
# cp debian.img /mnt
# umount /mnt

再度 qtparted を起動します.
ここで debian の領域がアクティブになっていたら, Windows の領域をアクティブに設定しなおします.

ブートマネージャーの設定

CD をとりだして再起動(Windows を起動)し, Debian も起動できるよにブートマネージャを設定します.

C:\Windows\system32>bcdedit /copy {ntldr} /d "Fedora Core 6"
エントリは {a897c754-XXXX} に正常にコピーされました。
C:\Windows\system32>bcdedit /set {a897c754-XXXX} device partition=C:
C:\Windows\system32>bcdedit /set {a897c754-XXXX} path \fc6.img
C:\Windows\system32>bcdedit /displayorder {a897c754-XXXX}
/addlast
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/a013dualbootvista.html

リンク先は addlastz になっていますが typo です.
{a897c754-XXXX} の部分は "bcdedit /copy" を実行したときの出力で置き換えてください.

Windows が起動しなくなった場合

Knoppix/qtparted で救える可能性があります.
Windows の領域をアクティブなっていなければ, アクティブに設定して, 再度挑戦してみてください.
「確定する(C)」を忘れずに.

Debian の様子

  • NICは認識している様子
  • サウンドドライバも認識している様子
  • Wireless LAN も認識している様子
  • USB も認識している様子
  • b-mobile はどうなのかな. できそうだけど.

独り言

1週間くらいかかりました...